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照明製品を安全にご使用いただくために

2022年11月1日

株式会社ホタルクス

照明製品を安全にご使用いただくためのお願い

10年経過した照明器具は 点検と交換が必要 10年経過した照明器具は 点検と交換が必要

10年を過ぎた照明器具は、 外観だけでは判断できない器具の劣化が進んでいます。
例えば、器具内の安定器が絶縁劣化により、まれに発煙事故に至る場合があります。
安全性の面からも早めに点検と交換を実施してください。

照明器具の交換目安は8年~10年

古い照明器具は、性能や機能の低下からエネルギーを効率的に使用できなくなるだけでなく、ランプの短寿命、絶縁物の劣化による漏電やショートなどの危険が生じることがあります。
JIS(日本工業規格)では、適正交換時期の目安を約10年としています。

安定器を使用している照明器具の場合、安定器が寿命末期になると、まれに巻線の部分的なショートから異臭が発生、過熱、発煙を引き起こすことがあり、コンデンサの寿命による破壊にまで至ることがあります。

また、照明製品の内部の部品が劣化し、まれに煙のような蒸気(ミスト)が出る事があります。

劣化の危険サイン

ご使用中の照明器具に次のような症状が見られる場合、すぐに使用を中止して点検を行ってください。
安全にお使いいただくためにお取り替えをおすすめします。
最近、故障が増えている。
照明器具から異音や異臭(焦げ臭いにおい)がする。
ランプ寿命が以前より短くなった。(ランプ交換が増えた。ランプの黒化が早くなった。)
ソケット等の配線部品に変色、ひび割れ、破損などがある。
器具内の配線(安定器または電源のリード線を含む)にひび割れ、芯線露出などがある。
コンデンサケースに変形、ふくらみ、油漏れがある。
安定器または電源内部の充填物が流れ出している。
過去に照明器具からの発煙、油漏れがあった。
照明器具が原因と思われる漏電ブレーカーの作動がある。
使用期間が10年を超過している。
このまま使用を続けると、発煙や発火などの危険を招くことになります。

安全チェックシート

照明器具を安全にご使用いただくため、定期的な点検を推奨しています。
一般社団法人日本照明工業会では「安全チェックシート」をホームページに用意しています。
住宅用照明器具、施設用照明器具に関わらず、安全チェックシートで1回/年の点検をお願いします。

LED照明器具の寿命

LED照明器具の場合、LED光源の設計寿命を40,000時間や60,000時間と表記していますが、照明器具の寿命と同じではありません。
照明器具の寿命は、照明器具を構成する制御装置およびその他の部品などで決まります。
また、照明器具の設置環境(周囲温度、湿度、振動など)や使用環境(長時間点灯、点滅など)によって左右されます。
したがってLED照明器具の寿命につきましても、8~10年(適正交換時期)としています。


蛍光ランプの寿命末期

電球形蛍光ランプを寿命末期までご使用の場合、まれに電子回路の故障や発光部の異常発熱により異臭や発煙などが起こることがあります。
明るさの低下、ガラス管の黒化、樹脂部の劣化および変色がある場合、速やかに新しいランプに交換してください。


蛍光ランプの主な寿命末期の症状
・点灯するまで時間がかかる。
・極端に明るさが低下している。
・ちらつきが頻繁に生じる。
・ランプの端部が極端に黒化している。
・グロースタータ(点灯管)が点滅を繰り返す。
・樹脂部が劣化している、変色している。