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製品情報

平成20年6月20日

NECライティング株式会社

地球温暖化対策への取り組み
当社は一般照明用白熱ランプ及び白熱ランプ搭載照明器具の製造販売を中止いたします

当社(社長:増田博行)は、地球温暖化防止が世界的に喫緊の課題であり、日本国政府はじめ各国政府が脱白熱ランプ政策を推進している状況において、2012年までに、当社照明事業において、一般照明用白熱ランプ及びこれを搭載した照明器具の製造・販売を中止いたします。
当社が白熱ランプ及び白熱ランプ搭載照明器具の製造・販売を中止するのは、地球環境問題に関する企業としての社会的責任を果たすためですが、一方、お客様に対して高品質の照明を提供する責務があることを踏まえ、電球形蛍光ランプはじめ、代替製品の開発および製造・販売に鋭意取り組むことにより、ユーザーニーズに応えて参ります。

背景及び経緯

地球環境問題が我々の生活や経済活動に大きな影響を与える現実の問題となり、無策でいれば、自然環境、経済社会活動の両面で破局を迎えかねないということが国際的な認識となりました。IPCC(気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change))は、破局を避けるためには地球全体の温室効果ガスを、2050年には少なくとも半減しなければならないと警告を発しています。

2008年1月26日、福田総理大臣は、ダボス会議において、1)ポスト京都フレームワーク、2)国際環境協力、3)イノベーション、の三つを柱とする「クールアース推進構想」を提案し、この提案の実現に向けた作業を直ちに開始する旨言明しました。今年度開催される北海道洞爺湖サミットの第一のテーマとして、環境・気候変動がセットされています。

また、2008年4月7日には、経済産業省より白熱ランプの生産を2012年までに原則中止するよう電気器具メーカーに要請する方針が発表されました。

こういった社会情勢の中、5月12日に『省エネあかりフォーラム』が設立され、当社もこれに賛同し、このフォーラムに参加致しました。当社は1983年(昭和58年)より電球形蛍光ランプの販売を行ってまいりましたが、上記背景の中、白熱ランプから電球形蛍光ランプへの切替をさらに促進しながら、2012年までに一般照明用白熱ランプ及びこれを搭載した照明器具の製造・販売を中止致します。

施策概要

☆白熱ランプから電球形蛍光ランプ等への切替促進

  • 白熱ランプから電球形蛍光ランプへの切替提案にさらに注力
  • ユーザーニーズに配慮しながら白熱ランプの製造・販売を縮小し、2012年までに原則として製造・販売を中止
  • LED等の次世代省エネ照明製品の開発を促進

1)対象となる白熱ランプ

  • 一般照明用白熱電球(E26口金)

対象ラインアップ:
サンホワイト(LW)、ボールランプ(GW)クリアランプ(L)、 ブルーソフトランプ(LBS)

※上記以外のランプ(E26口金以外、特殊用途等)について
ミニクリプトンランプ、ハロゲンランプ、反射形ランプなど現在のところ電球形蛍光ランプでは代替出来ないタイプのものは取り扱いを継続いたしますが、代替可能な製品の開発を加速し、将来的にはこれらについての代替提案も行って参ります。

2)代替する電球形蛍光ランプ

  • 残光機能搭載電球形蛍光ランプ
  • 「ホタルックボール」シリーズ

  • 残光機能のない通常タイプの電球形蛍光ランプ
  • 「コスモボール」シリーズ

【参考:電球形蛍光ランプと白熱ランプのCO2の比較(当社比)】
白熱ランプ1灯をホタルックボールに取り替えると、CO2排出量を年間約32kg削減出来ます。

※当社のホタルックボール13W(EFA15/13-SHG)と白熱電球60形54W(LW100V54W)を比較。
年間使用時間は2,000時間、CO2の排出係数は0.39kg-CO2/kWhで計算

3)対象となる白熱ランプ搭載照明器具

  • シーリングファン、白熱シャンデリア

※調光機能付照明器具及び電球形蛍光灯にて代替ができないランプを搭載した照明器具につきましては、代替可能な製品の開発を加速し、将来的にはこれらについての代替提案も行って参ります。

4)代替する照明器具

  • 白熱ランプに替え、電球形蛍光ランプを搭載します。

本件に関する報道関係の皆様からのお問合わせ先

NECライティング株式会社 経営企画部 広報室 田中
〒141-0031 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー9F
TEL 03-5719-8211

本件に関する一般のお客様からのお問合わせ先

NECライティング株式会社 
TEL 03-5719-8111(代表)